平成13年の不思議な「答申」に基づいて、何度も浮かんでは消えている同法案の議論が大詰めを迎えた様だ。
先日、会長試案なるものが出たが、議論の余地はない。そもそもどう修正しようと、不要どころか、一般国国民にとっても有害なのだ。わかり易い解説は6月5日付けサンケイ正論で百地章日本大学教授が発表される。
私にとって、不思議というか不気味なのはここ数か月、この件に関し数百のメールを頂いているが、「賛成しろ」とか「中川はケシカラン」というものが1通もないことだ。他の議員も同じ様だ。賛成派はなぜ表に出て動かないのだろうか。
私の言動にはいつも賛成も反対も来るのに?数多くのメールの中で、特に印象に残ったものを一つ紹介する。御本人の御了解を頂いてないが、お許しいただきます。
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人権擁護法案可決の危機ですが・・お願いです。断固阻止して下さい。この法案が通ってしまったら、保守派はつぶされてしまう恐れもあります。
私は被差別側の血筋です。しかし、こんな法案迷惑なだけです。そもそも、これが話題になってから迷惑しているのです。これが可決したら、推進派を片っ端から訴えたい立場です。
日本国憲法の「表現、思想、言論の自由」を違憲し尽くすのみならず、国民の人権を侮辱しています。差別は周囲との努力で解決できます。現にそうやって成功した例が私たちの集落でした。その努力をぶち壊す法案なんて必要ないですし、メディア規制だけ外すのも不公平です。
なお、長野の聖火リレーを見るにつけて・・・・強い立場になるのはどのような人々か理解できます。日本人以外にもっと弱い立場の台湾や在日チベット人、ウイグル、内モンゴルの人々は大丈夫なのでしょうか?・・・・不安です。
また、「ネット規制」されると私たち民草の声が届くか不安もあります。選挙区が残念ながら違うのですが、北海道の友人たちには先生の良さを説明させていただいています。
先生の後ろには、日本を良くしたいと願う国民がついています。体調に気をつけて頑張ってください。
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先日、花屋さんに行ったら、若い男性店員が突然、「中川さんですね。人権擁護法案は絶対阻止して下さい。私たちが困る恐ろしい社会になってしまいます」と強く意見された。この問題はどうも、若い人の間に危機感が強い様に思える。
明日、6月4日、又何十回目かの会議がある。反対意見が強いのに、時間と党本部の朝食費をかけて「21世紀の治安維持法」を日本の国会が作ってはならない。