■『韓国人から見た北朝鮮』 呉善花 PHP新書
北朝鮮の異常さを、同じ民族であり同じ文化史・思考方法を持つ著者が、日本人に分かり易く解説している。
■『嫉妬の世界史』 山内昌之 新潮新書
「嫉妬」という字には二文字ともに女偏がつくが、歴史上の”男の嫉妬”が恐ろしい歴史を作ったという、著者の自由自在の歴史観が発揮されている。
■『地球の水が危ない』 高橋裕 岩波新書
私は最近、地球全体だけでなく日本の水問題も懸念しているが、その教科書的名著。世界的水問題専門家。
■『最後の職人伝』 塩野米松 平凡社
先人たちが何気なく使っている身近なものを作る技術と、それに携わる名人たちが絶滅の危機に瀕していることを紹介している。