7月25日、地元の戦没者慰霊式典に向う車中で何気なくテレビを見ていて驚いた。NHKで1時間20分にわたって戦争、戦争、戦争のオンパレード映像をひらたすら流し続けているのだ。湾岸戦争、チェチェン戦争・・・・・、そして中心は勿論、先の日本の戦争だ。原爆、空襲、避難している人々。ごく一部しか見ていないが、延々と白黒の戦争映像が続く。
一瞬、北朝鮮のテレビかと思ったが、どうやら意図は「正義、勝利、強国」ではなく、「残酷、みじめ、敗戦、だめな日本」を強調したいのだろう。
後で新聞テレビ欄を見ると「アーカイブス 戦争を知っていますか? 語りつぐ空襲体験 アニメでみる戦争童話集」。どうやら、子供達に「だめな日本」を教え込みたいらしい。
そういえば、「NHKジャパンデビュー」という捏造番組があった。戦前、戦中、日本が台湾人にいかにひどい事をしたかというものだ。台湾先住民をロンドン万博に連れて行ったら「人間動物園」として見世物にしたとか、台湾人のインタビューを本人の意志と逆に放送した等々で、我々が議員連盟を作って調査中のものだ。
NHKはいつから戦争チャンネルになったのだろう。毎年8月が近づくと、ひたすら原爆、空襲番組をやるが、近年一年中やっている。NHKも経費削減で大河ドラマも工夫(?)しているらしいが、アーカイブ再放送も多い。宣伝広告(自己番組の紹介)の時間も結構長い。しかし、「原爆落とされてごめんなさい」とか「日本人が死んだのは全て日本人が悪い」といった一方的な番組が目につく。「女性戦犯法廷」(私と安倍元総理が番組に圧力をかけたと朝日新聞が誤報―捏造?し、その後知らぬ存ぜぬを押し通している)のプロデューサーもまた作製現場にいるらしい。
式典会場では、高齢の遺族の方々が次々と神前に礼拝し、宮司が「鳩山氏は靖国神社に行かないと言っている。麻生総理には近々是非靖国神社に参拝していただきたい」と述べ、大きな拍手が起こった。遺族は家族を失った悲しみと、国の為に戦って散って行ったという誇りの両方を持っているのだ。公共放送の「戦争を知っていますか」ならこんな人たちのことも報道したらどうだろか?