頂いたメールへの回答:「尊敬する師」と「授業の現実」について(5月28日)


■5月26日の九州大学、5月27日の東京大学での講演で多くのご質問、メール等を頂きました。
メールの中からいくつかご質問にお答えします。(講演録については後でホームページに掲載予定です)
●尊敬する師について
自分のささやかな経験しかいえませんが、ます「小学校の時のB先生」。当時小児喘息で苦しんでいましたが、サッカーの楽しさ、ルール、チームプレーを身をもって教えてくれました。若くて、情熱的で身体ごとぶつかってくれました。折に触れて昔と変わらない几帳面な字でお手紙をくださいます。「テレビで見ています。身体に気をつけて。お母さんや弟さんは元気ですか?」短いのですが、何度も読み返すと私の40年間が重なってきます。
また「東京大学法学部K教授」もその一人です。
左派、進歩的、旧社会党の理論派で有名でしたが、必修なので仕方なく聞いていました。自分なりに他の教科書等を勉強すると授業が面白くなり、試験で自分の考えを書くと数少ない「優」を頂きました。今日あるのはK先生のおかげです。
●授業と現実について
授業と現実のギャップについては私も経験がありました。
私は父(政治家)に聞くこともありましたが、当時は先生の言っていることが正しいと思うこともありました。
是非、情報を多面的に取って先生や家族、友達等と話し合って考えてください。(自分でしゃべると又意味があります)私に聞いてくれても結構です。直接、現実に関係ないと思えても、いつか役に立つものです。私なんか余りにも目の前の事に追われているので、逆に論理や体系、歴史の中にもう少し入って行きたいくらいです。