最近読んだ本(3月26日)『大学教授 コテンパンジョーク集』 坂井博通 中公新書サクレ


 一連のジョーク集。学部・専門ごとの実態や皮肉を集めている。飛行機の往復でサッと読める。
 私も何回か大学で授業的意識を持って講演したが、とても難しい。せっかく来た学生の立場を踏まえて話そうとするが、一度スイッチが入るとマイペースというか、天動説。私の世界に入っていつも反省している。
 しかし、本書を読むと「プロ」である、大学教授も似た人もいるものだと納得してしまう。

 以下、面白かったものをいくつか羅列する。他にも会話の中で使えそうなものもあり、メモしたが事情によりここでは挙げない。
 「理系」は「理論」はあるが「議論」はない。文系は「議論」はあるが、「理論」はない。
 「法学部」アメリカでは法律で禁止されていなければ全て許される。ドイツでは許されていなければ、すべて禁止。ロシアでは法律で許されていてもすべて禁止される。フランスでは禁止されていても、すべて許される。
 「経済学部」おしゃべりは安価だ。常に供給が需要を上回るから。
 「文学部」小説を書いている学生はまずいない。
 「考古学部」妻が年をとる程関心を示す男が教授。
 「医学部」経済学の中にある、ケイザ・イガク。
 「歯学部」歯学は私学に多い。(下らないけど、確かにそうだ)
 その他、「キスの定義」「ムカデの実験」「地中からの発見」「女性の地理学」等。
 論評はしない。しようがない。以上。